或る一人の道化の自己紹介


 どうもこんにちは、キタイハズレと申します。


 ごく最近になってこのサークルに入ってきたのですが時間に余裕があったのでこうして記事を更新している訳です。もっとも、自分が抱えている原稿から逃げているというのも否定できない事実ですが。


 私のモットーは締め切りを破らないことなので逃げてもちゃんと出します。ただし、できないことを安請け合いするのもよくないので不可能だと判断したらそもそも関わらないようにしています。また、他の方に比べると時間にかなり余裕があるのでほぼ毎回企画に参加すると思いますが、自分が運営しているサークルの方もあるのでいつも暇とは言い切れないですね。ですので、私が参加していなかったら別に所属しているサークルで忙殺されていると思ってください。…………なんか蝉みたいですね。路上であいつらの死骸を見つけたら夏の終わりを感じますし。


 ちなみに、私が運営しているサークルは『文芸高等遊民』といいます。Twitter、Pixiv、BOOTH、Fantiaで活動しているので、検索してみてください。とにかく、ゆる~くやって創作活動を楽しんでいます。サンプルを読んだり電子書籍を購入したりして興味がわいたら私のTwitterアカウント(@toarumonokaki)に一報ください。常時メンバー募集しておりますので。


 宣伝なんかはこれくらいでいいですね。私自身のことを語るべきなのですから。


 作風について一言で語ると、心を語りたがる悲観論者です。ラーメンの注文みたいに言うと、心情描写多め後味苦め文章すっきり現実は非情、ってところですね。ラーメン店でラーメンを食べたことなんて全然ないですけど。文豪で例えると、女にもてない代わりに酒も薬もやっていない太宰、みたいな感じです。


 作品と作者を同一視してはならないという文言が横行していますが、私の作品だと私の人物像が色濃く反映しています。残念ながら私は自分の中に存在しない感情を無から創造できるほど器用な人間ではありませんので。逆に言うと私は作品に自分の感情を映し込むのでその分だけ心情描写が増えるのです。好き嫌いがかなり分かれると思いますので読む前にそれは注意してくださいね。太宰治がいけるならたぶん私の作品も読めると思いますが。


 無償の愛が欲しい。

 持っているやつは最初から持っているくせに持っていないやつは一生かけたって得られないもの、それが愛です。

 だから私は筆を執りました。初めから愛を手に入れている人間からすればその在り方はあまりにも滑稽かもしれませんが、私はそれでも愛について叫び続けます。


 私が親近感を覚える太宰治を嫌っていた三島由紀夫はこう言いました。

『やたらと人に弱味をさらけ出す人間のことを、私は躊躇なく「無礼者」と呼びます』

『生きることが難しいなどといふことは何も自慢になどなりはしないのだ』

 全くその通りですが、私みたいな精神的未熟児は自分の傷跡を掻きむしって膿を出し、七転八倒しながら生きていくしかないのです。たとえ自分の未熟さを忘れてもいずれは直面しなければならないのですから。


 では、さようなら。

文芸風前会

~やりたいことだけ、書けばいい~

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